11.11.2017

パンケーキ


11月11日(日)
朝飯、バナナパンケーキ、卵とトマトのスープ、ウインナ、珈琲(グアテマラ)

バナナはフォークで細かく潰して生地にさっくりと混ぜ込む。
自分には初めての味だが、これがまあ、何とも美味い。
程よい甘さがあるのでシロップいらず、上質なバターがあれば躊躇せず塊をのっけてひたすらに口へ運ぶ。
バナナの部分はまるで生焼けのようにとろりとした食感を残している。

幼少期、ボウルに入ったままのホットケーキの生地を、親の目を盗んでこっそりと舐めた。
その瞬間、子供ながらに得も言われぬ背徳感に包まれる。
あのとろりとした卵色の液体を見るや否や、そっと指をボウルの中へ差し込んでいたものである。
ところどころに現れるバナナと重ねながら、そんな朝の一場面を思い出していた。
向かいで頬張る夫も妖怪生地舐めだったようで、子供の好奇心は皆大体同じ所にあるのだなと思わず安心してしまった。

そんな二人が一緒になっても、もう、生地の入ったボウルに手をかけることは無い。
しっかりと焼き目の付いたパンケーキは、大人になってから知った美味しさのひとつだ。

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